2016/5/14 オープンソースカンファレンス群馬参加レポート

5/14、北関東では初めての開催となる、オープンソースカンファレンス群馬に参加してきた。
実行委員である知り合いよりお呼びがかかったためではあるが、オープンソースカンファレンスへの参加が楽しみだったというのが正直なところである。
開催地は群馬県の高崎市。果たしてどうなるやら。

・オープンソースカンファレンスとは・・ITの学園祭?

さくらインターネットやCiscoといった企業の参加もあるが、雰囲気は「学園祭」といったところ。 グループや団体での展示や研究成果の発表を見ると、難しくなくて楽しみながら理解できるように思う。 なお、会場はヤマダ電機LAVIの売り場に隣接しており、子供連れの家族も少なからず参加していた。Raspberry Piを組み込んだロボットの動くさまを、興味深く見ていた子供たちが印象的だった。 alt 図1:おーぷんここん(リモートデスクトップソフト)の展示。PCは1990年代後半発売の東芝Libretto。CPUが75MHz~120MHzだったころのノートPCに、Windows10が多少もっさりと動いている・・リモート接続でホストPCの画面を表示しているのだが、最初は驚くこと請け合いである。

・Raspberry Piの展開

NetBSDやUbuntu MATE、ロボットへの組み込みなど、Raspberry Piの利用が目立っていた。もともとはIoTというより教育用コンピュータとしての利用を想定していたはずなので、こういう展示が増えるのはいいかもしれない。ロボットに組み込んで動作処理を行うという使い方も展示されていた。
alt 図2:Raspberry Pi2にNetBSDをインストールして動作させた図。MicroSDへの書き込みに時間がかかったとのこと。 alt 図3:Raspberry Pi3にUbuntu MATE16.04をインストールして動作させた図。ハードウェアのスペック上、Unityデスクトップは動かなかったとのこと。

・発表はどうだったのか

東京で開催されたときは30分くらいあった発表時間が、会場の性質上10分と短くなっていた。しかしながら、発表者はそれぞれ自由に、オープンソースな情報を提供してくれたと思う。中にはグダグダなものになって会場の失笑を買ったものもあったのだが・・・そのうち、自分も発表の場に立ちたいものである。 alt 図4:Ciscoの新作ルーターが発表された。小規模な拠点向けであるが、従前のモデルと比べてコンパクトになったことが驚きだった。

・感想

オープンソースカンファレンスは、新しい技術や知識に触れられる場ではあるのだが、面白さを見つけられる場でもある。また、人と人との出会いの場でもある。堅苦しさはない。どんどん参加して、面白い技術や知識、出会いを楽しむとよい。

※関連ページ
オープンソースカンファレンスホームページ
オープンソースカンファレンス群馬 資料ダウンロード可能