SDカードをストレージとしたサーバーは不安か? SDカードには不安材料がある。インターネット上でもよく言われている「寿命」である。関係しているのは「書き込み回数」であり、一般的にはSDカードの寿命は短いと言われている(同じ仕組みであるSSDの寿命が短かったら、今頃サーバー用など発売されていないだろうし)。そのため、DockerやCMSなど、よく書き込みが発生するシステムには向いていない。 サーバー用途としてRaspberry Piを使うのであれば、主ストレージをSDカードからHDDに変更し、SDカードはブートローダーとして使うのがベターと考える。ブートローダーだけなら読み込みだけで書き込みはほぼないはずなので、早々に臨終を迎えることはないだろう。 というわけで、USB-HDDでRaspberry Piを起動し、サーバー用途として安心できるようにするのがこのページの目的である。 準備物およびスペック ・Raspberry »
中古PCの報告 さて、前回まで中古PCを使ったサーバー構築を行った。KVMを使った仮想環境構築までお見せしたと思うが、自宅の所用で電源を落とし、立ち上げなおそうとしたら電源が入らなくなった。ACアダプタから異音がすることから、原因は電源周りと判断しているが、いまさらACアダプタを調達してもなぁ、ということで、不本意ではあるがこのシリーズを終了とする。中古PCにはこういう問題があるので、やってみる際にはご注意いただきたい。性能を抑えれば、新品のPCパーツをそろえた方が安く安全に仕上がるかもしれない。 Raspberry Piの出番 しかしながら、サーバー構築はやりたい。ということで、Raspberry Piをもう1枚購入し、使うことにした。目的としては ・(できれば)Gitサーバーとしてリポジトリ管理をさせる »
前回のあらすじと追加 前回はUSBメモリ4本をノートPCにつけ、RAID5を構築した。構築した領域をXFSファイルシステムとして設定し、マウントした。32GBのUSBメモリ4本をRAID5で構築したので、約90GBの領域ができた、というわけである。 追加しておきたいのは、デバイスファイルのこと。前回、USBメモリを差したら「/dev/sd*」で出てきたが、Linuxにてあらかじめ設定されたデバイスファイル名である。/dev/sd*に設定されている機器は以下の通り。 ・SATA接続デバイス(HDDもSSDも関係なく、SATA接続であること) ・USB接続デバイス(USBメモリも該当する) ・SCSI接続デバイス(今時なさそうなものだが・ »
前回のあらすじ。ノートPCにCentOSを入れ、サスペンド無効化を行った。あとは特に行っていないが、アップデートは行っている。 このサーバー、何に使うかを決めていなかった。少なくとも以下のことをやれるようにしておきたいと思う。 ・Docker ・Zabbix ※やりたかったのだが・・・自宅の用でPCを落とし上げしたところ、電源が入らなくなってしまった。ACアダプタより異音がするため、交換することで復旧すると思うのだが、もとよりジャンク同様で購入してきたものであり、まだサービスをインストールしていないため影響はないと判断し、復旧をあきらめることにした。中古PCをサーバーにするにあたっては、気にしなければならない点だと考える。今後は、別の用途で使用しているRaspberry Pi3を使う。やりたかったDockerについては、クラウド環境で行う。 さて、 »
最初にお詫び 前回、「Raspberry Piでサーバー構築を行う」というたぐいの予告をしたが、Raspberry Piを別の用途で使用しているため、中止とした。気になっていた方には、申し訳なく思う。Raspberry Piはいじり甲斐のある機械で、コストがかかりにくい(そう感じているのは自分だけかもしれないが)ので、気軽にチャレンジしてみてほしい。 中古PCをサーバーマシンにする 今回は、自宅で余っているかもしれないPCを使い、サーバーを構築する。捨てるなんてもったいない、何かしら使い道を見つけて寿命を延ばしてあげたいものである(そんなことを考えるのは自分だけかもしれないが)。ファイルサーバーにするもよし、DBとWEBとAPを入れて、CMSサーバーとするもよし、 »